リウマチ科・内科・リハビリテーション科・整形外科・耳鼻咽喉科｜上板橋病院

完治の難しい関節リウマチですが、腫れや痛みはコントロールできるなど、治療は大きく進歩しています。特に病気の初期から治療を始めれば、関節の変形に至らないよう進行も抑えられます。そのために重要なのは、早期発見です。当院にはリウマチ診療の専門家である日本リウマチ学会リウマチ専門医が2人常駐し、CT検査などの画像診断、炎症の程度を調べる血液検査、患者さま本人への症状の聞き取りなどを総合して、適切に診断する体制を整えています。また治療に生物学的製剤を用いるときや、高齢の患者さまの場合などは合併症も心配されますが、当院ではリウマチ科を中心に内科、整形外科など複数の診療科で連携して対応しています。

一般の外来を中心に、患者さまの症状を丁寧に聞きながら、幅広い診察・治療に努めています。また慈誠会グループの健診施設と連携しながら、健康診断結果に基づいた二次診断機能も担い、とぎれなくスムーズに治療・予防につなげられるような役割も果たしています。診療内容によって、より専門性が必要な場合には、連携している総合病院への紹介も行っています。

当科では、急性期から回復期、そして生活期（療養や在宅生活）まで、包括的なリハビリテーションを実施しています。急性期リハビリでは、さまざまな病気を抱えた患者さまが多く来院するため、身体への安全に留意。各専門分野のスタッフが常勤し、安心かつ効果的なリハビリができるよう努めています。回復期リハビリでは、休日リハビリテーション提供体制加算、リハビリテーション充実加算をそれぞれ取得しており、身体機能回復のゴールデンタイムに見合うリハビリの提供をめざしています。退院後、在宅生活を送る患者さまには、家族の希望も考慮した通所リハビリ・訪問リハビリでのサポートも行っています。